キルギス観光 ガイドブックに載っていないチョンケミンの村へ行ってみた。
キルギス旅行の合間にチョンケミンの村に行ってきました。「歩き方」には載っていないところですが、「キルギス共和国政府観光局」のHPには少し載っています。
キルギス観光と言えばイシククル湖周辺の、チョルポンアタ、カラコル、ボコンバエバあたりが人気の観光地となっています。
ある程度の観光地を周ってしまった。中途半端に日程が余ったという方にはチョンケミンをお勧めします。
チョンケミンとは
キルギスのスイスと言われているところらしいです。何もない普通のキルギスの農村地帯です。普通に牛や馬、ロバなんかが放し飼いされています。何もないからこそ、キルギスらしさが味わえます。
チョンケミンというのはこの辺りにある渓谷と湖のことをいいます。
村は一つではなく、7つか8つの集落が集まっているらしいです。住んでいる人も正確にはわからないみたいです。
チョンケミンの村の場所
場所はここです。
イシククル湖の北側でカザフスタン寄りのところになります。チョンケミンの村から山を越えてイシククル湖へ 抜けるトレッキングコースもあるそうです。
チョンケミンへの行き方
チョンケミンの村へ行った人のブログをみると、レンタカーを使って車で行ったとか、ヒッチハイクをしたと書かれているものが多いですが、ビシュケクの東バスターミナルからマルシュルートカが出ています。
「チョンケミン」へ行きたいといえば、教えてくれます。ちなみに309番のマルシュルートカで、120COMでした。
村には集落がいくつかありますが、私は終点の一つか二つ前の集落で降りました。
バスの終点には湖や渓谷があるそうで、湖までのハイキングやトレッキングもあるようです。
チョンケミンでのアクティビティ
【ホーストレッキング】
馬に乗れる人なら乗馬やホーストレッキングがおすすめです。普通に歩いて散歩するだけでも良いですが、かなり広いので馬があると便利です。
私が泊まったところでは、料金はガイドなしで500COM ガイドが付くと800COM必要です。
私はわりと馬慣れしているのでガイドなしにしてみました。
時間は特に決めていないようで、「3時間でも4時間でもいいよ」と言われました。
他と比べるとお得です。
泊まったゲストハウスの持ち馬らしく、鞍が座布団をベルトで固定したものでした。
途中で緩んでずれてしまい、しかたなく馬から降りて締めなおそうと悪戦苦闘していると、途中で出会った村人さんが直してくれました。
座布団で乗馬は難易度高いかも・・・
少し小高い丘を目指して馬でお散歩です。
が、いくら合図を出しても腹を蹴っても、自分が行きたいところ(草食べ放題)へ行ってしまう。
30分格闘しましたが無理なので、仕方なく馬を引いて飼い主のもとへ戻ることに・・・
飼い主から木の棒をもたせられ、再出発。
木の棒はムチ代わりらしく、それを見た途端にいうことを聞くようになりました。
小高い丘や渓流があるので、その点でも馬はお勧めです。
丘の上に行きたかったんですが、裏側に出てしまいました。馬が何頭か放し飼いになっています。
このまま、先に進みたかったんですが、天気が崩れそうなのでここで引き返すことにしました。
【徒歩で散策】
一つの集落内や隣の集落くらいまでは徒歩でも移動可能です。
私が行ったときはGW(ゴールデンウィーク)でした。
ちょうど、杏(アプリコット)やタンポポなどの花が咲いていて、ここのベストシーズンなんではないかと思います。
村(集落)を歩いていると馬やロバなどの動物をよく見かけます。人慣れしています。
人は1時間に2~3人見かける程度です。
チョンケミンでの宿泊先
事前にアプリで宿泊先を探すことを考えていましたが、少々値段が高めなところが多いので、現地で探す方式を取りました。
maps.meをみると二つくらいCBTと書いてあるところがあります。ほかにも宿泊施設っぽい印がついているので、そこに直接交渉しました。
私が宿泊したところはCBTの民宿として登録しているところで、いくつかそういうところはありそうです。
心配な人はビシュケクかほかのCBTであらかじめ申し込んでおくといいと思います。
宿泊(朝食付き)700COM 夕食は400COMで頼めます。
他にご飯を食べるところはないので、夕食をつけないという選択肢はありません。
食事以外にどこの家庭でもチャイハネセットはあって、訪問した際に紅茶とお菓子とパン(手作りのジャムつき)でもてなしてくれます。
英語は片言しか通じません。キルギス語かロシア語が通じます。が、こちらも片言英語なので意外となんとかなります。
他の集落では日本語が通じるゲストハウスもあるようなので、不安な人はそちらに宿泊した方がいいかもしれません。
中国南方航空~中国国内乗り継ぎ宿泊サービス~
乗り継ぎは鄭州とウルムチです。ウルムチに夜0:45着、朝8:15出発です。
夜中に空港待機は厳しいなと思っていましたが、事前にネットで調べたところ、中国国内での乗り継ぎの時間が8時間以上ある場合は無料宿泊サービスがつくということでした。
オンラインで予約する際、もしくは発券時に申し込むかで予約が必要と書いてありましたが・・・予約しなくても、乗り継ぎ時間が8時間を切っていても宿泊できました。
ウルムチで中国国内に入国かと思っていましたが、最初の乗り継ぎの鄭州で入国カードが必要でした。
飛行機で隣の席の親切な中国人女性に教えてもらいました。
ウルムチで乗り継ぎのカウンターで案内された場所へ移動します。
ウルムチでは、チケットを見せるとステッカーが配られます。
これは帰りの広州のステッカーです。
それを服の見えるところに貼っておきます。ある程度、人数が集まったらバスでホテルへ。部屋はツインの部屋ですが、一人だと場合によっては相部屋になります。
部屋はそれなりにきれいでアメニティも充実しています。
この宿泊サービスは3回利用しましたが、かなりの確率で同性相部屋になります。1回目は日本人女性。2回目は中国人女性。3回目は一人利用でした。
1回目の日本人女性の時はバスの出発時間が同じだったので問題なかったですが、2回目の中国人女性と相部屋になったときは私のほうが先に出るので、準備の物音で起こしてしまわないかヒヤヒヤしました。
翻訳アプリを使って少し会話しましたが、微妙に気まずいです。
あと、空港への送迎バスは集合時間よりも早く出発します。
朝5:20にロビー集合と言われたのに5:00にドアをノックする音が…時間に余裕をもって準備することをお勧めします。
ちなみに帰りも30分以上早く、シャワーを浴びている最中にノックされました。
出発前に朝食が配られることがあります。
空港にはカプセルホテルみたいな休憩所が設置してあるところも…
利用者いるのかな?